Column / Glossary
同期とイヤモニの
よく聞く言葉、用語集
リハや打ち合わせで飛び交う「ポン出し」「転がし」「中音」。同期とイヤモニのまわりでよく聞く言葉を、分野ごとに短く説明します。
同期まわりの言葉
まずは、同期演奏(パソコンの音と生演奏を一緒に鳴らすやり方)の言葉です。全体の流れは同期ってなに?にまとめています。
同期(どうき)
用意した音源を、生演奏と同じテンポで鳴らすことです。メンバーだけでは鳴らしきれないシンセやコーラスを足せます。
マニピ(マニピュレーター)
同期の音源を用意し、本番で再生を担当する人です。メンバーが兼ねる場合もあります。
ポン出し
ボタンを押して、用意した音を出し始めることです。転換中の効果音(SE)にも、曲の同期のスタートにも使います。
クリック
曲のテンポで「カチ・カチ」と鳴るメトロノームの音です。メンバーの耳にだけ流し、客席には出しません。
ガイド(キュー)
「サビ・2・3・4」のように、次の展開を声で教えてくれる音です。クリックはテンポを保つため、ガイドは曲の今の場所を見失わないためのものです。
カウント
曲の頭に入る「ワン・ツー・スリー・フォー」です。何拍入れるかは曲ごとに決めておきます。
オケ(音源)の形
同期で流す音源の、まとめ方の言葉です。呼び方は人によって少し違うので、迷ったら中身で確認します。
オケ
ライブで流す伴奏の音源です。カラオケのオケと同じで、生で演奏しないパートをまとめた音を指します。
2mix(ツーミックス)・ステム・パラ(パラデータ)
オケをどこまで分けて書き出すかの違いです。
| 言葉 | どんな音源か | 向いていること |
|---|---|---|
| 2mix | オケ全体を左右2本(ステレオ)にまとめたもの | いちばん手軽。ただし、シンセだけ下げる、のような調整はできない |
| ステム | シンセ・コーラス・効果音など、まとまりごとに分けたもの | まとまりごとに音量を変えられる |
| パラ | トラックを1本ずつ書き出したもの | いちばん細かく調整できるが、ファイル数が増える |
機材とソフト
同期を流すのに使う道具の名前です。
| 言葉 | どんなものか |
|---|---|
| DAW(ディーエーダブリュー) | パソコンで音を録音・編集・再生するソフトの総称。Ableton Live や Logic Pro など。同期では、オケ・クリック・ガイドを並べて本番で再生する |
| AbleSet(エイブルセット) | Ableton Live と一緒に使う、ライブ用の補助ソフト。曲順の表示や次の曲の呼び出しを、タブレットなどから操作しやすくする |
| オーディオインターフェース | パソコンの音を、会場の卓やイヤモニへ送り出す機材。出口の数で、オケとクリックを別々に送れるかが決まる |
イヤモニ・返しまわりの言葉
ステージの上で、メンバーが自分たちの音を聞くための言葉です。詳しくはイヤモニってなに?で説明しています。
返し(モニター)
演奏中にメンバーが聞くための音です。リハで「返しにボーカルをもう少し」のように頼みます。
転がし
足元に置く、返し用のスピーカーです。隣の音やドラムの生音も聞こえるので、ほしい音が埋もれることがあります。
イヤモニ(IEM・インイヤーモニター)
返しをイヤホンで聞く仕組みです。耳元に直接届くので、まわりの音に邪魔されにくくなります。
人数分の音を別々に送れる機材なら、メンバーごとに違うバランスで聞けます。
カナル型
耳の穴に差し込むタイプのイヤホンです。外の音をさえぎりやすく、イヤモニには基本的にこの形を使います。
外音・中音(そとおと・なかおと)
外音は客席に出る音、中音はステージの上で鳴っている音です。イヤモニにして中音を下げると、客席の音も整えやすくなります。
会場とのやり取りで出てくる言葉
ライブハウスの音響さんとの打ち合わせや、リハで出てくる言葉です。
PA(ピーエー)
会場の音響のことです。担当のスタッフを「PAさん」と呼びます。
卓(たく)
音響用のミキサーです。マイクや楽器、同期の音を集めて、客席用と返し用のバランスを作ります。
回線図・入力表(インプットリスト)・入出力表・セット図(ステージ図)
本番前に会場へ出す資料です。
| 資料 | 何を書くか |
|---|---|
| 回線図 | どの音をどこにつなぐか。クリックとガイドは客席に出さないことも書く |
| 入力表・入出力表 | 卓に入れる音の一覧。同期は何本渡すか、誰に何を返すかも書く |
| セット図 | 誰がどこに立ち、機材をどこに置くか。同期のパソコンの場所も書く |
リハ(リハーサル)
本番前に、会場で音を出して確かめる時間です。同期では、クリックが客席に出ていないかもここで確かめます。
サウンドチェック
リハの中で、楽器やマイクの音が卓まで届いているかを1つずつ確かめる作業です。
回線図や入出力表、オケとクリック・ガイドの用意をまとめて任せることもできます。お持ちの音源からオケを作るのは1曲¥3,000〜、本番の再生やイヤモニの持ち込みも別メニューで相談できます。料金はすべて税込・交通費別です。→ 料金を見る
この仕組み、次のライブから使えます
日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。
サービスと料金を見る