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Column / In-Ear Monitor

イヤモニってなに?
はじめてのイヤモニ入門

歌手やバンドが耳につけている、あのイヤホン。中で何が聞こえていて、なぜ使うのか。現場でイヤモニを組んでいる立場から説明します。

このページの内容
  1. イヤモニってなに?
  2. 転がしとの違い
  3. 音はどう届いているの?
  4. イヤモニに必要なもの
  5. 使ってみると、こう変わる
  6. 使うときの注意

イヤモニってなに?

イヤモニ(インイヤーモニター、IEM)は、耳に入れるイヤホン型のモニターです。

ライブでは、自分や他のメンバーの音を聞くための音(返し)が要ります。これまでは足元に置いたスピーカー(転がし)で聞くのが普通でしたが、それをイヤホンで聞くのがイヤモニです。

耳の中に足元のスピーカー(転がし)の代わりに耳に入れるモニター
足元のスピーカーの代わりに、耳の中で聞く

転がしとの違い

転がしでも、機材によっては一人ずつ違うバランスにできます。

ただ、隣のスピーカーの音やドラムの生音も一緒に耳に入るので、「歌が聞こえない」「ギター上げて」と、音量の取り合いになりがちです。

転がしだとイヤモニならギター上げて!歌が聞こえない!クリック下げて!VoGtBaDrひとりずつ自分のバランス
イヤモニなら、ひとりずつ自分のバランスで聞ける

イヤモニは耳元に直接届くので、まわりの音に邪魔されにくくなります。人数分の音を別々に送れるつなぎ方にしておけば、ボーカルは歌を大きく、ドラムはクリックとベースを大きく、というふうに一人ひとり合わせられます。

音はどう届いているの?

ステージの音+同期PCデジタル卓人数分ミックス送信機・受信機→ イヤホン
ステージの音 → 卓で人数分のバランスを作る → 一人ひとりのイヤホンへ

マイクや楽器の音と、同期のオケを、ミキサー(卓)に集めます。卓の中で、メンバー一人ひとりに合わせた音量バランスを作り、それぞれに送ります。

ワイヤレスと有線

ワイヤレスは、送信機から電波で飛ばし、腰につけた受信機からイヤホンに届けます。動き回るボーカルやギターに向いています。

有線は、ケーブルとヘッドホンアンプでイヤホンにつなぎます。座って演奏するドラムやキーボードなら、有線でも困りません。

各楽器の音量を手元で変えたい場合は、個人用のミキサーを置く方法もあります。

イヤモニに必要なもの

機材役割
ミキサー(卓)メンバーごとの音量バランスを作る
送信機・受信機ワイヤレスで耳まで届ける
ヘッドホンアンプ・個人用ミキサー有線で届ける/手元で音量を変える
イヤホン耳の穴にしっかり入るタイプ(カナル型)。各自で持つのが一般的

全員分を新しくそろえるか、有線にするかワイヤレスにするかで、費用は大きく変わります。機材を買ったあとも、つなぎ方や、一人ずつのバランス作りの準備が必要です。

機材をそろえる前に試したいなら、卓・送信機・受信機をこちらで持ち込み、設営と調整までやります。メンバーごとのイヤモニで1人¥8,000〜。用意してもらうのは、耳に入れる有線イヤホンだけです。→ 料金を見る

使ってみると、こう変わる

自分の声や楽器がはっきり聞こえるようになると、音程やリズムを確かめながら演奏できます。自分に合うバランスが決まって扱いに慣れてくると、リハでの返しの調整もスムーズになります。

▶ 聞いてみる:客席の音 → イヤモニの中
前半は客席で聞こえる音、4秒目からボーカルのイヤモニの中。クリックとガイドが加わります。
SHE IS LIGHT / VOCAL
自分の声がちゃんと聞こえるから、歌いやすい。気持ちが乗ってくると「次どこだっけ」となる瞬間があるけど、ガイドが教えてくれるので迷わない。

使うときの注意

お客さんの声が遠く感じる

耳をふさぐので、歓声が聞こえにくくなります。客席の音を拾うマイクを立てて、その音をイヤモニに少し混ぜると自然になります。置き場所やつなぎ方は会場の音響担当と相談します。

音量を上げすぎない

聞こえにくいときに全体の音量を上げると、耳に負担がかかります。まずイヤホンがしっかり入っているかを確かめ、それから歌や楽器ごとのバランスを見直します。

毎回リハで確認する

設定を保存できる卓なら、前回のバランスから始められます。とはいえ会場やマイクが変われば聞こえ方も変わるので、毎回リハで確かめて調整します。

この仕組み、次のライブから使えます

日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。

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