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Column / PA Checklist

同期ありのライブで
PAさんに事前に伝えること

同期ありのライブでは、本番の前に会場の PA さん(音響担当)へ資料を送っています。どんな資料に何を書いているかを、架空のバンドのサンプルで紹介します。

このページの内容
  1. 同期があると、伝えることが増える
  2. 送っている資料と、書いていること
  3. クリックを客席に出さない書き方
  4. 会場ごとに確認していること
  5. PA さんとのやり取りも含めて任せたい方へ

同期があると、伝えることが増える

同期が入ると、PA さんに伝えることが増えます。いつもの楽器編成や立ち位置に加えて、次の2つの説明が要ります。

当日いきなり相談すると、会場の準備が間に合いません。本番の数週間前に資料をまとめて、メールで送っています。

12週間前編成と同期の有無を伝える21週間前セット図・回線図入出力表を送る3前日変更があれば差分だけ連絡4当日リハで客席側にクリックが出ていないか
連絡の流れの目安。会場から締切の指定があれば、そちらに合わせる

送っている資料と、書いていること

送る資料は、回線イメージ・入出力表、セット図、会場確認事項、セットリストの4つが基本です。ここからの図は、架空のバンドで作ったサンプルです。

回線イメージ・入出力表

音がどこから出て、どこへ行くかを書いた1枚です。いちばん手をかけています。

回線イメージ・入出力表(サンプル)バンド名/日付/会場同期PCオーディオIFDI会場の卓→ 客席のスピーカークリック・ガイドはメンバーのイヤホンへ(会場には送らない)こちら → 会場の卓へ渡す回線No.内容どの機材から備考1同期 LオーディオIF 出力1オケ。DI をお借りしたい2同期 RオーディオIF 出力2オケ。DI をお借りしたい★ クリックとガイドは会場の卓に送りません(上記に含まれません)同期の音量は、リハで客席側から確認させてください
回線イメージ・入出力表のサンプル(架空のバンド)。同期を左右2本で渡す、いちばん基本の形

基本の形は、同期の音を左右2本で会場の卓へ渡すだけです。1本ずつ、中身とどの機材から出すかを書きます。

DI(パソコンの音を卓に送りやすくする箱)を会場で借りたいか、持参するかもここで伝えます。

やってほしいことと同じくらい、やらなくていいことも書きます。たとえば全員イヤモニなら、足元の返しスピーカーは「不要です」と一言添えます。

セット図

ステージの上に、何をどこに置くかを描いた図です。

袖袖ステージ(奥)ドラム(借りる)ベースアンプ(借りる)ラック(持ち込み)ギターアンプ(借りる)↑ アンプの後ろに置くBaVoGt全員イヤモニ(足元の返しは不要)ラックの置き場所は、アンプの後ろか舞台袖客席
セット図のサンプル(架空のバンド)。持ち込む物と借りる物を書き分ける

持ち込む物と、会場から借りる物を書き分けます。ラック(卓とパソコンをまとめた箱)は、アンプの後ろや舞台袖に置くことが多いです。

会場確認事項とセットリスト

会場確認事項は、PA さんに返事をもらいたいことだけを抜き出した紙です。数行に絞ると、読んでもらいやすくなります。

セットリストには、曲順と尺に加えて、全曲共通の注意を一番上に書きます。

設営手順カード

転換が短い日は、置く順番とつなぐ先をカードにして渡します。

設営手順カード(サンプル)① ラックを置く決めた位置に置く電源をつなぐ② 同期PCを立ち上げる音の出力先を確認通知を切る③ ケーブルをつなぐ渡す回線を会場へ借りる回線を受ける④ 音出し確認イヤモニに音が来る客席にクリックが出ないリハが無い日や転換が短い日は、手順を1枚にしておくと迷わない
設営手順カードのサンプル(架空のバンド)

クリックを客席に出さない書き方

同期ライブでいちばん避けたいのは、クリック(テンポを刻む音)やガイド(展開を数える声)が客席に流れることです。資料には、それを一言で書いておきます。

入出力表の、渡す線の表のすぐ下に、たとえばこう書きます。

Click は会場FOH(客席のスピーカーの音を作る卓)へ送出しません(当方モニターのみ)。上記に含まれません。

表の下の注記は読み飛ばされやすいので、セットリストの一番上にも同じことを書きます。

会場ごとに確認していること

ライブハウスによって、卓の種類やステージの広さ、提出の形式が違います。資料を送る前に、会場の機材リストや過去のライブ写真を見て確かめています。

資料はメールで送ります。たとえば次のような形です。

新規メッセージ
宛先◯◯(ライブハウス名) PA ご担当者様
件名【◯月◯日 出演】バンド名|当日資料のご送付(同期・イヤモニあり)
いつもお世話になっております。 ◯月◯日に出演する「バンド名」のマニピュレーター、Ryo です。 当日の資料をお送りします。 ▼ 資料(セット図・回線イメージ・入出力表・セットリスト) https://(共有フォルダのリンク) ▼ 参考の本番映像(限定公開) https://(動画のリンク) お願いは2点です。 1. 同期の音(左右2本)用に、DI を2本お借りできますか。難しければ持参します。 2. リハで、同期の音量を客席側から確認させてください。 ご用意いただかなくてよいもの ・足元の返しスピーカー(全員イヤモニのため) ・クリックとガイドの回線(会場の卓には送りません) ご不明な点は、このメールにご返信ください。 どうぞよろしくお願いいたします。
PA さんへ送るメールのテンプレート(宛先・バンド名などは架空のものです)

リンクを先に置き、「お願いは◯点です」と結論を書いてから、「ご用意いただかなくてよいもの」をまとめます。

送ったあとに変更が出たら、同じメールに返信する形で、変わった点だけを連絡します。

PA さんとのやり取りも含めて任せたい方へ

こうした資料は、ステージの組み方を決める人が書くのがいちばん早いです。同期の本番オペ(当日の操作)やイヤモニをお受けするときは、資料づくりと会場とのやり取りもこちらで行います。

本番オペは ¥25,000〜、イヤモニは1人 ¥8,000〜(卓・送信機・受信機を持ち込み、イヤホンは各自)です。料金はすべて税込・交通費別です。→ 料金を見る

この仕組み、次のライブから使えます

日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。

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